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【50代男性】 慢性腰痛
以前から慢性的に腰痛があったが、ここ最近酷くなってきたので診て欲しいということで来店されました。
症状は、座る瞬間や立ち上がり時に腰が痛いということでした。
長時間座っていても腰痛は出ないそうです。
姿勢をチェックすると、中年男性には珍しくかなりの反り腰です。
普段から散歩などをしてるので、特別太っているわけではありません。
動作チェックでは柔軟性の欠如がみられます。
考察としては腰背部、股関節周辺の柔軟性低下による筋膜性腰痛です。
【治療内容】
脊柱のマニピュレーション、マッサージ、ストレッチ、筋膜リリース、股関節モビライゼーション
慢性的な疾患に対しては自宅でのセルフエクササイズは必須です。
治療で一時的には良くなりますが、また直ぐに戻ります。
それではお金と時間の無駄ですので、エクササイズを処方します。
この方には腰背部・股関節のモビリティエクササイズ、ストレッチを行って頂きました。
週に1回の治療を6回ほど行い、殆ど症状も出なくなったので定期的なメンテナンスへ移行しました。
【50代男性】 右肘の痛み
以前から定期的にご来店頂いている、既存の患者様です。
ここ数日前から右肘が痛いと来店されました。
痛む場所は右肘の外側です。
病院へ行くとテニス肘といわれるものです。
パソコンを多く使う方は肘が痛くなりやすいです。
メカニズムとしては、キーボードやマウス操作時の手のポジションの悪さです。
下のイラストを見て下さい。
イラストのように、手首の伸展動作が長時間続くと肘が痛くなりやすいです。
なぜかというと、手首を伸展させ筋肉が肘に付着しているからです。
【治療内容】
肘関節・手関節のモビライゼーション、前腕の筋膜・神経リリース
施術後は肘の痛みはなくなりましたが、パソコン操作時の手首のポジションが悪いと再発します。
ですから、リストレストを使用して負荷を減らすようアドバイスして終了しました。
【40代女性】 右側の肩関節痛
半年ほど前から右側の肩関節が痛くなり、病院へ通院していたが治りきらないので当店へ来店されました。
病院で注射や痛み止め、リハビリを行い、痛み自体はかなり治まったようです。
しかし、肩関節の可動域や朝のこわ張り感、首肩こりが酷く、もう少し早く良くなりたいということで来店されました。
先に四十肩、五十肩について説明します。
下のイラストを見てください
肩関節のインナーマッスルとして腱板というものが存在します
この腱板というものに傷がついたり、断裂することによりまずは痛みが発症します。
とくに姿勢が悪い方は、背骨と肩関節との連動性が悪く、肩関節に負担がかかり腱板の損傷を発症しやすいです。
この初期の段階が一番痛みます。強い炎症を伴えば夜間痛が酷く、寝てられません。
その後、時間の経過とともに酷い痛みは治まりますが、次に拘縮期という期間に突入します。
これは、肩関節を動かすと痛むので、肩関節の中で滑膜というものが増殖し、肩関節を動かさないようにする生理的現象です。この時期は痛みと可動域制限を伴います。
次に、拘縮期が過ぎると回復期に突入します。
この時期になると痛みはないが固まっているという状況なので、完治は時間の問題です。気づいたら治ってます。
この患者様が来店された時は、拘縮期の真っただ中という感じでした。
目的は早く回復期に突入させることです。
【治療内容】
脊柱のアジャストメント、肩関節モビライゼーション、筋・関節包のリリース
自宅での必要なエクササイズも行って頂きました。
週に1度の施術を6回ほど行い、朝のこわ張りや肩こり、可動制限もかなり良くなったと思います。
患者様自身が、エクササイズに対して積極的だったのも大きな要因です。
我々、施術者が介入すると治りが早くなります。放っておいても良くなるといわれている、四十肩・五十肩ですが、自己判断に任せると年単位で苦しむことになります。
お困りの方はご相談ください。
【30代男性】 右背中の痛み
以前から来店されている患者様です。
昨日から急に背中の痛みが出てきて、動作痛があるとの事。
昨日から比べれば良くなって来てるとのこと。
右腕を上げたり、体を回旋すると右肩甲骨に鋭い痛みが走ります。
患部にも軽い圧痛があります、原因は背中の筋肉の損傷です。
患部の筋肉は傷んでるので、マッサージやストレッチ、筋膜リリースなどは行わない方が良いでしょう。
【治療内容】
脊柱のマニピュレーション、肩甲骨モビライゼーション、胸腹部の筋膜リリース
施術後、痛みはゼロとなりました。
痛める箇所というのは、他の部位をかばった結果、痛めるケースが殆どです。
この方も頸椎、胸椎、肩甲骨の可動制限が主な要因だと思われます。
この方は、明らかなメンテナンス不足でしたので、その辺の重要性を説明して終了となりました。
【14歳中学生】 頭痛
頭痛が酷く、学校にも行けないときがある。という事でお母さまからのご紹介で来店されました。
病院では痛み止めを服用されてますが、酷いときは飲んでもおさまらないとの事。
頭痛の症状としては偏頭痛と緊張型頭痛の混合型です。
偏頭痛は遺伝性、ホルモンバランスの乱れ、食べ物、気圧、労作性、ストレスなど…。原因は多種に及びます。
しかし、緊張型頭痛に関しては筋肉の緊張からくる頭痛といわれています。
緊張型頭痛を患っている場合、殆どの方は姿勢の悪さがみられます。
この娘も明らかに姿勢が悪く、猫背で頭が前に出ています。
ですから、まずは姿勢の改善を目的に施術を行います。
この場合、マッサージをすると偏頭痛が出てくるケースもあるので注意が必要です。
【治療内容】
脊椎アジャストメント・モビライゼーション、筋膜リリース、ストレッチ
施術後は明らかに姿勢が良くなりましたが、普段の姿勢が悪いとまたもとに戻ります。
ですから、普段の姿勢への意識やエクササイズが重要になります。
姿勢が良くなれば、必然的に緊張型頭痛は減少します。
偏頭痛のみであれば、自分で薬などを使って痛みのコントロールができるようになります。
しばらくは定期的に施術を行い、経過を観察していく事になります。
スマホやパソコン操作により、姿勢の悪い子が増えました。
姿勢の悪さは、集中力や運動パフォーマンスに影響します。
気になってる親御様は一度ご相談下さい。