ブログ
【30代女性】 右股関節の痛み
以前からご来店頂いている既存の患者様です。
2,3日前から股関節前面に痛み、臀部に張り感を感じるとの事。
特に前側は鋭い痛みが走り、歩行に支障が出ているそうです。
触診してみると右臀部の筋肉の緊張が強く、股関節の可動域にも制限が生じています。
特に股関節を開こうとすると、前側に鋭い痛みが走ります。
メカニズムを説明します。
右のお尻の筋肉が緊張することにより、太ももの骨が前方へ押し出されます。
この大腿骨の変位により股関節前面の筋肉がストレスを受け、痛みに繋がったと思われます。
【治療方法】
脊柱及び骨盤のマニピュレーション、臀筋群の弛緩操作、腸腰筋の筋膜リリース
施術後、ほぼ良くなったので1回の施術で終了となりました。
今回のケースは幸いにも炎症が無かったので1回でうまくいきました。
どの部位もそうですが炎症があり、腫れを伴う場合はまず1回で良くなりません。
違和感や痛みが直ぐに出た時点でご来店頂いたのも幸いでした。
お困りの方は早めのご相談お待ちしております。
【70代女性】 右膝の痛み
以前から不定期でいらっしゃる既存の患者様です。
1ヶ月程前から右膝の前面と裏側が痛いとの事。
特に正座をすると皿の上のツッパリ感や、裏側の圧迫感が強く出るそうです。
きっかけは草刈りらしく、長時間右膝をついて作業したそうです。
当初は腫れもあり痛みも強く、セルフケアでそれなりに痛みは引いたが、ツッパリ感、圧迫感、違和感が抜けないそうです。
考察としては滑液包の炎症です。
立ち膝で作業する方に多く、正式には膝蓋腱下滑液包炎という疾患名になります。
下のイラストを見てください。膝には多くの滑液包があります。
その後遺症として大腿四頭筋や下腿三頭筋の短縮、膝関節のアライメント不良などが引き起こされたのだと思います。
【治療内容】
脊柱のマニピュレーション、膝関節・足関節のモビライゼーション、筋膜リリース
自宅でのエクササイズと2回の治療でほぼ良くなりました。
痛みや違和感などは早急に処置を行えば、ほぼ良くなるはずです。
放っておくと慢性化して変性も進んでいきます。
お困りの方はご相談ください。
【50代男性】 慢性腰痛
以前から慢性的に腰痛があったが、ここ最近酷くなってきたので診て欲しいということで来店されました。
症状は、座る瞬間や立ち上がり時に腰が痛いということでした。
長時間座っていても腰痛は出ないそうです。
姿勢をチェックすると、中年男性には珍しくかなりの反り腰です。
普段から散歩などをしてるので、特別太っているわけではありません。
動作チェックでは柔軟性の欠如がみられます。
考察としては腰背部、股関節周辺の柔軟性低下による筋膜性腰痛です。
【治療内容】
脊柱のマニピュレーション、マッサージ、ストレッチ、筋膜リリース、股関節モビライゼーション
慢性的な疾患に対しては自宅でのセルフエクササイズは必須です。
治療で一時的には良くなりますが、また直ぐに戻ります。
それではお金と時間の無駄ですので、エクササイズを処方します。
この方には腰背部・股関節のモビリティエクササイズ、ストレッチを行って頂きました。
週に1回の治療を6回ほど行い、殆ど症状も出なくなったので定期的なメンテナンスへ移行しました。
【50代男性】 右肘の痛み
以前から定期的にご来店頂いている、既存の患者様です。
ここ数日前から右肘が痛いと来店されました。
痛む場所は右肘の外側です。
病院へ行くとテニス肘といわれるものです。
パソコンを多く使う方は肘が痛くなりやすいです。
メカニズムとしては、キーボードやマウス操作時の手のポジションの悪さです。
下のイラストを見て下さい。
イラストのように、手首の伸展動作が長時間続くと肘が痛くなりやすいです。
なぜかというと、手首を伸展させ筋肉が肘に付着しているからです。
【治療内容】
肘関節・手関節のモビライゼーション、前腕の筋膜・神経リリース
施術後は肘の痛みはなくなりましたが、パソコン操作時の手首のポジションが悪いと再発します。
ですから、リストレストを使用して負荷を減らすようアドバイスして終了しました。
【40代女性】 右側の肩関節痛
半年ほど前から右側の肩関節が痛くなり、病院へ通院していたが治りきらないので当店へ来店されました。
病院で注射や痛み止め、リハビリを行い、痛み自体はかなり治まったようです。
しかし、肩関節の可動域や朝のこわ張り感、首肩こりが酷く、もう少し早く良くなりたいということで来店されました。
先に四十肩、五十肩について説明します。
下のイラストを見てください
肩関節のインナーマッスルとして腱板というものが存在します
この腱板というものに傷がついたり、断裂することによりまずは痛みが発症します。
とくに姿勢が悪い方は、背骨と肩関節との連動性が悪く、肩関節に負担がかかり腱板の損傷を発症しやすいです。
この初期の段階が一番痛みます。強い炎症を伴えば夜間痛が酷く、寝てられません。
その後、時間の経過とともに酷い痛みは治まりますが、次に拘縮期という期間に突入します。
これは、肩関節を動かすと痛むので、肩関節の中で滑膜というものが増殖し、肩関節を動かさないようにする生理的現象です。この時期は痛みと可動域制限を伴います。
次に、拘縮期が過ぎると回復期に突入します。
この時期になると痛みはないが固まっているという状況なので、完治は時間の問題です。気づいたら治ってます。
この患者様が来店された時は、拘縮期の真っただ中という感じでした。
目的は早く回復期に突入させることです。
【治療内容】
脊柱のアジャストメント、肩関節モビライゼーション、筋・関節包のリリース
自宅での必要なエクササイズも行って頂きました。
週に1度の施術を6回ほど行い、朝のこわ張りや肩こり、可動制限もかなり良くなったと思います。
患者様自身が、エクササイズに対して積極的だったのも大きな要因です。
我々、施術者が介入すると治りが早くなります。放っておいても良くなるといわれている、四十肩・五十肩ですが、自己判断に任せると年単位で苦しむことになります。
お困りの方はご相談ください。