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【50代男性】 鵞足炎
2、3日前に庭作業を行い、それから膝が痛いと来店されました。
以前からお見えになっている既存の患者様です。
痛む場所は左膝内側の鵞足といわれる場所です。
急性期になるので少し腫れもありました。
膝の屈伸運動で痛むようです。
膝が痛いので膝に目がいきがちですが、こういうケースの場合は股関節や足首を先に診た方が良いです。
なぜなら膝はそこまで自由度の利く関節ではないので、他の部位をかばった結果として痛みを伴うケースが非常に多いです。
【治療内容】
股関節・足関節のモビライゼーション、臀部・膝関節周囲の筋膜リリース
術後の結果は良好でした、ですが腫れは残っているのでアイシングをお願いして終了となりました。
【70代女性】 人工膝関節手術後の下腿の痛み
以前から来ていただいてる既存の患者様です。
数カ月前に人工膝関節の手術をしてからスネの部分が痛いと訴えます。
手術前は特に膝関節は痛く無かったのですが、軟骨がすり減っていて後々痛くなると言われて人工膝関節を入れることになりました。
本人も痛くないのに人工関節入れるのはどうなのか?と不安に思っていましたが、予防のための手術と割り切って手術を行いました。
人工膝関節の手術後の痛みは割と多い症状と言われています。
統計では3~4割の人に大なり小なり出るそうです。
痛みの要因としては
1、人工関節と骨の隙間の細かい損傷
2、手術の際に神経が傷つきそれによる神経の痛み
3、関節周辺の炎症性の痛み(モヤモヤ血管)
4、膝関節のアライメント変化による筋肉痛
5、傷口の痛み
大体どれかに当てはまると思います。
この患者様は1、4が当てはまりそうです。
【治療内容】
下腿のマッサージ、股関節・足関節のモビライゼーション、歩行指導
施術後は痛みが軽減しましたが、必ずまた痛くなります。
手術後の組織回復にはかなりの時間を要します。
今できることは、痛みのコントロールを計り、筋力の低下や拘縮を予防する事。歩行指導を行い、、スムーズで効率的な歩行を身につけてもらう事です。
こういうケースの場合、人工関節に不適合性が無い限り病院では処置が難しいので、我々のような民間療法がお役に立てることも多いです。
お困りの方は1度ご相談ください。
【70代女性】 右膝の痛み
以前から不定期でいらっしゃる既存の患者様です。
1ヶ月程前から右膝の前面と裏側が痛いとの事。
特に正座をすると皿の上のツッパリ感や、裏側の圧迫感が強く出るそうです。
きっかけは草刈りらしく、長時間右膝をついて作業したそうです。
当初は腫れもあり痛みも強く、セルフケアでそれなりに痛みは引いたが、ツッパリ感、圧迫感、違和感が抜けないそうです。
考察としては滑液包の炎症です。
立ち膝で作業する方に多く、正式には膝蓋腱下滑液包炎という疾患名になります。
下のイラストを見てください。膝には多くの滑液包があります。
その後遺症として大腿四頭筋や下腿三頭筋の短縮、膝関節のアライメント不良などが引き起こされたのだと思います。
【治療内容】
脊柱のマニピュレーション、膝関節・足関節のモビライゼーション、筋膜リリース
自宅でのエクササイズと2回の治療でほぼ良くなりました。
痛みや違和感などは早急に処置を行えば、ほぼ良くなるはずです。
放っておくと慢性化して変性も進んでいきます。
お困りの方はご相談ください。