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【70代 女性】 座っていると脚が痺れる
初めての患者様です。
ここ最近座っている時間が長く、半月ほど前から太ももの前側が痺れて来るとのことです。
動くと痺れは良くなるそうなので、太ももの前側の神経や血管系に問題があると仮説をたてました。
特に鼠径部では神経や血管が集中していますので、そこの圧迫ストレスの解放を促す施術を行いました。
【治療内容】
股関節のモビライゼーション、脊柱のマニピュレーション、神経モビライゼーション、筋膜リリース
セルフエクササイズと座り方のアドバイスを行い終了しました。
施術は2回行い、痺れは出てこなくなったそうです。
今後は再発しないようにメンテナンスの治療をしていく予定です。
【50代男性】 鵞足炎
2、3日前に庭作業を行い、それから膝が痛いと来店されました。
以前からお見えになっている既存の患者様です。
痛む場所は左膝内側の鵞足といわれる場所です。
急性期になるので少し腫れもありました。
膝の屈伸運動で痛むようです。
膝が痛いので膝に目がいきがちですが、こういうケースの場合は股関節や足首を先に診た方が良いです。
なぜなら膝はそこまで自由度の利く関節ではないので、他の部位をかばった結果として痛みを伴うケースが非常に多いです。
【治療内容】
股関節・足関節のモビライゼーション、臀部・膝関節周囲の筋膜リリース
術後の結果は良好でした、ですが腫れは残っているのでアイシングをお願いして終了となりました。
【50代女性】 右足小指側足裏の痺れ
以前から来店されている既存の患者様です。
1週間程前から、足裏小指側が痺れるとの事。
きっかけは特になく、原因は不明です。
触診すると患部には鋭い圧痛があります。
周辺の筋肉も反対の足と比べて緊張が強いです。
痛みのメカニズムを説明します。
下のイラストを見てください、右足の裏側です。
訴えてるのは痺れなので、トラブルが起きてるのは神経そのものになります。
小指側の支配神経は外側足底神経というものです。
この神経がどこかで圧迫を受け、痺れが出てると思われます。
その他にも足関節の可動域制限もチェックする必要があります。
【治療方法】
足関節・足趾のマニピュレーション、足底部の筋膜リリース
圧痛の除去を目的に施術を行いましたが、痛みが0という訳にはいきませんでした。
しかし、神経痛の場合、施術効果にタイムラグが生じるので数日後には寛解しているはずです。
その旨を伝え、施術終了となりました。
痺れに関しては外科的、内科的にもかなり複雑です。
もしかしたら手助け出来る事があるかもしれません、ご相談お待ちしております。
【30代女性】 右股関節の痛み
以前からご来店頂いている既存の患者様です。
2,3日前から股関節前面に痛み、臀部に張り感を感じるとの事。
特に前側は鋭い痛みが走り、歩行に支障が出ているそうです。
触診してみると右臀部の筋肉の緊張が強く、股関節の可動域にも制限が生じています。
特に股関節を開こうとすると、前側に鋭い痛みが走ります。
メカニズムを説明します。
右のお尻の筋肉が緊張することにより、太ももの骨が前方へ押し出されます。
この大腿骨の変位により股関節前面の筋肉がストレスを受け、痛みに繋がったと思われます。
【治療方法】
脊柱及び骨盤のマニピュレーション、臀筋群の弛緩操作、腸腰筋の筋膜リリース
施術後、ほぼ良くなったので1回の施術で終了となりました。
今回のケースは幸いにも炎症が無かったので1回でうまくいきました。
どの部位もそうですが炎症があり、腫れを伴う場合はまず1回で良くなりません。
違和感や痛みが直ぐに出た時点でご来店頂いたのも幸いでした。
お困りの方は早めのご相談お待ちしております。
【70代女性】 右膝の痛み
以前から不定期でいらっしゃる既存の患者様です。
1ヶ月程前から右膝の前面と裏側が痛いとの事。
特に正座をすると皿の上のツッパリ感や、裏側の圧迫感が強く出るそうです。
きっかけは草刈りらしく、長時間右膝をついて作業したそうです。
当初は腫れもあり痛みも強く、セルフケアでそれなりに痛みは引いたが、ツッパリ感、圧迫感、違和感が抜けないそうです。
考察としては滑液包の炎症です。
立ち膝で作業する方に多く、正式には膝蓋腱下滑液包炎という疾患名になります。
下のイラストを見てください。膝には多くの滑液包があります。
その後遺症として大腿四頭筋や下腿三頭筋の短縮、膝関節のアライメント不良などが引き起こされたのだと思います。
【治療内容】
脊柱のマニピュレーション、膝関節・足関節のモビライゼーション、筋膜リリース
自宅でのエクササイズと2回の治療でほぼ良くなりました。
痛みや違和感などは早急に処置を行えば、ほぼ良くなるはずです。
放っておくと慢性化して変性も進んでいきます。
お困りの方はご相談ください。