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2024-05-11 21:18:00

【60代男性】 寝違いによる首の痛み

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先日、首の痛みが強過ぎて首が全く動かせない方がいらっしゃいました。

この方は、以前からお見えになっている患者様です。

1年~2年に1回位のペースで来店されますが、毎回とても酷い状態で来ます。

今回は4,5日前に寝違いになり、その後自分でマッサージやストレッチ、風呂で温めたりしたが全く良くならず、逆に悪化していき首が全く動かせない状態になったとのことです。

まず、寝違いの病態を説明しますと首の筋肉の急性炎症です。

ですから、痛めた直後に温めたり、マッサージやストレッチ、湿布を貼ったりすると確実に悪化します。

対処法としては、保冷剤や氷嚢などでアイシングを行わなければなりません。

炎症がおさまってから治療したいところですが、何とかしてくれと来ているので何とかしなければなりません。

触診では首のどこを触っても圧痛があります。筋肉、神経、関節などの原因部位が全く分かりません。

こういうケースの場合、下手に首を治療すると悪化します。

【治療内容】
脊柱のマニピュレーション、首以外の筋肉及び筋膜の治療

痛みをゼロにするのは難しい状態ですので、首の可動域を回復させる事を目的に治療しました。

1回目の施術後は少し首が動かせる程度になりました。自宅でアイシングするようお願いもしました。

2回目は2日後に来ていただきましたが、痛みは3割程度に減っていました。首の施術も行い、施術後はほぼ痛みが無くなったので、再発しないよう首のエクササイズをアドバイスしました。

感想としては、2回の治療でよく治ったなという感じです(^^;)

この方には、毎回ですがメンテナンスの重要性を説明して終了しました。